本をとじて、そして
小説、エッセイを中心とした書籍の考察を書いていきます。

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やっぱり人生は厳しい
『嫌われる勇気』『幸せになる勇気』岸見一郎、古賀史健

 人が幸せになるためにはどのように生きればよいのか、ということが2冊を通じて非常に明晰に論じられている。明晰過ぎて少しドライな印象を受けるほどですらあるし、突き放されているような気にもなる。 ざっくり要約してみる。アドラーの説く幸せな生き方...
2023.07.11
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郷愁と今
「力道山の弟」『真夏の犬』所収 宮本輝

 戦中戦後の混乱に振り回されながらもその日その日を必死に生き抜いていく人々。その群像が、回想の中の少年時代の主人公の視点から描かれる。作中の時系列以前には既に失踪しており、間接的にしか描かれない父の友人の中国人である高万寿。間接的にしか描写...
2023.07.05
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